2007-01-01から1年間の記事一覧

 top 10 albums of 2007

Radiohead / In Rainbows BURIAL / UNTRUE The Cinematic Orchestra / Ma Fleur THE NATIONAL / BOXER EDITORS / AN END HAS A START Panda bear / Person Pitch Vladislav Delay / Whistleblower 豊田道倫 / しあわせのイメージ ゆらゆら帝国 / 空洞です MA…

still

今年のことを懐かしく振り返るときがくれば良い。いいこともあったが色々と疲弊している。レコードと書物とフィルムだけは貴方/私を裏切らない。他には何もいらないそれさえ在ればいいと思うときも在る。 この一年、私といふ人間に関わってくれた全ての方々…

 豊田道倫「しあわせのイメージ」発売記念ツアー@大阪ベアーズ

約一年ぶりの弾き語り約2時間。セットリストは主に新譜中心、新曲も織り交ぜながら。ステージど面で食い入るように聞いておりました。声の、ギターの荒々しい響きに震えた。新譜売れ行き好調だそうでなにより。ライブにももっと人が入れば良い。そして新曲…

 豊田道倫/しあわせのイメージ

なんて、らしくないタイトルだと初めは思っていた。自身の結婚と子の誕生の影響でしょうか。前作よりもさらにポップな抜けた音。その隙間から時折歌い手の生き様が顔を覗かせる。酸いも甘いも噛み分けた果てにある軽みが鳴っている。相変わらず、素晴らしい…

 チェルフィッチュ/三月の5日間

開館30周年記念、国立国際美術館にて。かねがね噂には聞いていたが矢張り素晴らしい。正にエポック・メイキングな作品。今のワカモノのひたすらにぐだぐだなだめだめ感溢れるジャンクなLow-lifeが国立国際美術館というロケーションを舞台に展開されるとい…

 BURIAL/UNTRUE

ダブステップ。remix誌が前作を「2000年代のマッシヴ・アタックとして、アンダーグラウンド・ミュージックの復権をかけて発表された問題作」と評していたので気になってはいたが結局購入せず。で、この2nd。確かに真昼間にかける音では無い。個人的に夜はノ…

 AI・HALL+岩崎正裕共同製作/「フローレンスの庭」

全てがとても素直で、真っ直ぐで、誰もが優しく、眩しい−そんな芝居だったんじゃないでしょうか。自分がいかにうしろむきの根性無しのひねくれものであるかを改めて実感。

快楽と自由

事後報告。今年最後の現場終了。France_panの若手演出家コンクール二次審査作品へ客演させて頂く。私は小屋入りが遅れ18時30分、19時ごろからゲネプロ、20時より一回こっきりの本番。慌しくも楽しく。まあ、そんなところで。自分の出来も・・まあぎりぎり滑…

 榎本俊二/ムーたち

世界を満たす些細な法則(真理、とは言いすぎか)の解読もしくはそれに対する闘争がひたすら脱力的に展開されていく比類なきギャグ(?)マンガ。時たま垣間見える狂気らしきもの。作家は一話一話に死ぬほど苦しんで搾り出すように書いているんじゃないか。…

こころもよう

たまには何か書かんといけんと思いつつ特に書くことも無いがぶつぶつと。 縁とは不思議なもので、引き続く形でとある新たな現場で世話になっている。多謝。というかプレッシャー。 某ツタヤで何の気なしに視聴した三上寛に完全に持っていかれる。ひらく夢な…

 地点/桜の園

一種の様式美というか、「型」を重んじる演出の芝居に憧れを感じる瞬間があって、この劇団の「型」にも強烈に持っていかれる時がある。昔ダニエル・シュミットの映画に何故かはまっていた時期があったのだけれど、そういえば以前読んだアート系映画ガイドで…

おわった

ヨヴメガネ、無事終了しました。気抜けてます。 初めての外部出演、新鮮、とても勉強になりました。良い意味で、エンゲキを始めたころの気持ちに、初心に帰ることが出来たように思います。そして体力の無さを痛感しました。打ち上げでは完全に疲弊しきってい…

さあ

今の現場は(僕より)若者が多い。20代前半が殆どで。昔の自分と照らし合わせる。もっとふらふらふらふらしていたよてきとーだったよ私は何にも考えてなかった。今も。 劇場全体稽古の後は小屋主さんと数名と共に飲むのが半ば恒例行事。うんうん。 S-paceは良…

 THE NATIONAL/BOXER

実に地味渋な一枚。スコット・ウォーカーとかイアン・カーティスとか近年ではインターポールとかとかヴァリトン・ボイス愛好者はきっと気に入るでしょう。つんのめりぎみの性急なドラムスに乗せてぶつぶつと呟く様に歌われるは日々の憂鬱。鍵盤少々。一人薄…

 青年団/ソウル市民

満員の伊丹アイホールにて。客演先その他のご好意により半額で見る。青年団を見るなんて何年ぶりだろうか。繊細で緻密で。語られない空間と時間が舞台の向こうに広がっているのを感じる。感じさせる、ことが出来る力。糧になりますように。

 RADIOHEAD/IN RAINBOWS

一人部屋でアルコールをちびちび流し込みながら。 まずは快挙としかいえないリリース形態。私も0円で。 内容。やけに「抜けた」音。緩やかな流れ。3rdと4thの考えすぎどんずまり感を未だに愛する人間としては。M3は絶品なのは言うまでも無い。 M5の歌詞なん…

 サッド・ヴァケイション/青山真治

青山真治の映画は相当久しぶりに見る。一連の北九州サーガ(helpless、ユリイカ)の最新作、らしい。いい意味でとても軽妙。前2作が一人称のモノローグの映画だとすると本作は「対話」を軸に物語が積み重ねられている所為もあるのでしょう。石田えりも凄いかも…

徒然

汗だくで一杯一杯ですがぼちぼちがんばってます。 月曜、DIVE短期ワークショップへ。講師は遊劇体のキタモトさん。よい雰囲気のあっという間の二時間だった。何だか胸が熱くなった。自分に足りないモノを痛感。これをどれだけ今の稽古にフィードバック出…

 山本精一&PHEW/幸福のすみか

『鼻』 「空腹でもなく満腹でもなく 眠くもなく目覚めきってもいない 暑くもないけど寒くもない 楽しくもなく怒っているわけでもない 疲れてもいないし元気でもない 快適でもなく不快でもない しあわせでもなくふしあわせでもない 何もしたくないけどどうし…