portishead/third

約10年ぶりの3rd。以前の2作品がヒトによってはぱっと見ある意味消費可能なファッションとしての憂鬱さを纏っていたと言える(以外にもその莫大なセールス!)のならラフでノイジーなプロダクションが施された本作に在るのは恐怖感さえ覚えるほどより剥き出しになった甘美な本物の退廃。こんなに夜が(夜しか)似合わないレコードは無い。帰る場所を失った暗い魂の為に誰もいない冥土で鳴らされているというか・・素晴らしい。

サード

サード